~燕岳の山小屋・燕山荘~
燕岳稜線に咲く岩桔梗
アプローチ編から続いて今回は
山小屋編♪
登山道登り編は
コチラです
合戦尾根をヒーコラ登ってたどり着いた稜線は、無残にも・・・ガスッ!!
ですが、山の上にはこんなにお洒落な造りの山小屋さん。
燕山荘(えんざんそう)~~!!
入口を入り、受付を済ませると、ちょっとここに並んでね~。と言われた子供達。
なんと山荘オリジナルの
登頂証明書を読み上げて手渡ししてくれるんです!!
これは嬉しいサプライズですね~~♪
登頂証明書、まだ山頂は踏んでないけど、ま、いっか♪
オーナーの赤沼さんです♪
実は10年前冬の燕の時に山頂往復をご一緒させていただいた事があります。
その時から密かに大ファンのキキ^^穏やかな優しいオーナーさん。
登頂証明書を渡してくださったのはスタッフの関口さん。
なんとキーホルダーのプレゼントまであるんです!
燕山荘のスタッフの方は皆さん本当に親切でとても感じが良いですね。
山小屋特有のちょっと威圧的な感じが微塵もないのがスゴイ!
そして子供にもたくさん話しかけてくださって、すご~~く優しくして下さいます^^
受付と登頂証明書をもらうと、スタッフの方が部屋まで案内してくださいます。
すご~い!!ホテルみたいっっ!!
さぁ!表はガスガスなんで、部屋に荷物を置いたら小屋探検~~~♪
この燕山荘、本館、新館、別館とあってものすごく広い小屋です。
収容人数はなんと600人!
これは玄関ホール。正面が玄関。左手が受付にトイレ。右手は売店と食堂です。
カフェルーム。天気良ければ有明山方面の展望が望めます。
ノートもあってマコリも今日の感想を書いてました。
こちらは部屋に続くところのロビー。乾燥室も脇にあります。
今回泊まった部屋。4人~6人収容。 他の部屋も覗いてみた♪
うほほ!秘密の階段みたい~~!!
わお!三階はこんなんなってるよーーー!!
売店はグッズが充実!こりゃすげー!
いやもう、たくさんありすぎて・・・。
山バッヂだってこんなに種類がたくさん(@@)
受付と図書室。
オマケでトイレも
水洗デス!とってもキレイ♪
さて、小屋の周りもちょっと探検~~♪
もう、小屋の周りすぐにも、あちらこちらにコマクサです!
コマクサといえば燕。燕といえばコマクサでしょう♪
登山道から外れて人に踏まれた傾斜は侵食を起こし、高山植物の生態を狂わせ、
また少しでも踏まれた株は二度と元には戻らないんだそうです。
そこで、登山道脇にロープを張り、高山植物を守ってきて10年間。
やっと、今のようなコマクサの群生が戻ってきてくれたそうです。
こんなにたくさん咲いています♪
コマクサにイワギキョウ
で、あいかわらず、ドガス(ToT)
本来ならば、左手奥に燕岳が姿を見せてくれてます。
はぁ。常にこんな感じです。。。。
ぐるっと小屋を一周してみました^^こんな自炊室もあったり、(水場、テーブル、イスありました)
こちらはカフェルームの外になります。ケーキのメニューを眺めるマコリ。
お!そろそろ夕飯の時間です!こちらは食券。
今日のメニューはデミグラスハンバーグ!
ご飯にお味噌汁、サラダとワカメの酢の物、ポテトサラダにかにシュウマイ。
杏仁豆腐のデザートもついてます。
テーブルに副菜で煮物と春雨サラダまで!各自好きな分を取り分けます。
ィエ~~イ!オトウサン、ビア!!
超お腹いっぱ~い!
の、後はですねぇ・・・・。
きゃーーー!!
ワインにチーズだよぉ~~♪
すげいなぁ。。。。
ワインとチーズのセットで1500円くらい。
これはねぇ。安いんでないかな?と思いました。山の上ですから。
ご褒美にケーキも食べた子供達です。ケーキは4種類。
とても美味しいんです♪
どれも各500円。コーヒーか紅茶のセットにすると950円です。
結構頼んでる方いらっしゃいました。
あと、いちごミルクっていうのもあって、これも頼んでる人たくさんいましたよん。
3回転目の食事が終ると、オーナー赤沼さんのお話が始まります。
オーナーのユーモア溢れるトーク。
燕山荘の昔の色々なお話から始まり、高山植物の話、登山道の話、なぜ燕岳という名前が着いたのかなど。
それはそれは楽しく勉強になるお話しを聞かせてくださいます。
ふと隣にいるキキ旦那を見ると、赤沼さんのお話で感動し、ウルウルしてます!(←涙もろい)
「いやぁ、素晴らしい!ここのオーナーもスタッフも素晴らしい!」とずっと連呼してまスタ!
オーナーのお話を聴くためだけにこの燕山荘に泊まる価値アリ!!と思いました。
そしてアルペンホルンの演奏も♪
私はオーナーの演奏を聴くのは2回目ですが、
ここ以外でアルペンホルンを聴いた事も見たこともないです!
マコリはマイカメラで動画撮ってたし!
楽しいお話と素敵な演奏を聴いた後は蓑虫チャン。
寝具は布団をひいてその上にシュラフ型の布団を使います。
シュラフの内側はシーツが張られていて、気持ち良く寝れます。
MIZUNOと燕山荘の共同開発で作られたオリジナルの寝袋だそうです。
朝ですよ~~♪
朝食も豪華!!
焼き鮭、炒り玉子、サラダ、スモークハム、佃煮、めかぶ、フルーツ、ご飯に味噌汁と寒天ゼリー。
そう、この山小屋。食事の品数がかなり多いのですね。
嬉しい嬉しい食事です♪
で。翌朝はさらにドガスなわけで・・・・。
下山編に続くのだ!!
【 燕山荘 】
2008年山と渓谷社
全国ランキング泊ってよかった山小屋1位泊ってみたい山小屋2位私の好きな山(燕岳)11位
2007年ヤマケイJOY
全国ランキング好きな山小屋1位泊ってみたい山小屋1位好きな山(燕岳)7位これから登りたい山9位
燕山荘HP
さすがに素晴らしい小屋です。以前利用させていただいた時もとても居心地良かったのですが、
当時より、格段にサービスが良くなっていると思いました。(・・・すげぃ前だしね)
ここ燕山荘の嬉しいところはほとんど記事に書きましたが、
もうひとつ嬉しいところ。
子供料金が少しお安めの設定なんです。
大人は一人9500円(2011年)。(北アの大きい小屋では大体9000円~9500円が相場)
小学生5500円という、北ア南部では子供料金は良心的なお値段になっています。
小屋泊まりは家族で利用するとなると、正直やはりかなりの出費になります。
が、ある意味、どこかに旅行に行って旅館やホテルに泊まる事を考えれば
それよりは安く上がるかな~。という、前向き(?)な考え方で!!
どこの小屋も利用すれば小屋ごとの良い所があって楽しめるのですが
燕山荘のサービスとオーナーのお話で
山小屋泊を愉しむ♪
という考えの元、泊まってみるのもよいかもしれません^^
山小屋の過剰なサービスに懸念や反対の意見ももちろん昔から上がっています。
そういった意見や考え方も賛同する所は私もありますし、否定もしません。
ただ、山の自然を愛しているオーナーや従業員の方の考えはどこも一致だよなぁ。と思っています。
登山道の整備、遭難の救助、高山植物の保護、見えないところで大変な努力があります。
今回、オーナーの赤沼さんも仰ってましたが、
「たくさんの人に登ってきてほしい。そしてこの燕岳の素晴らしい自然を感じてほしい。」
このひと言つきるなぁ。と感じた次第のキキでスタ!
◇◆◇◆◇◆◇◆
山小屋って、何歳くらいから泊まれるのかなぁ?と、お思いの方も多いと思います。
何歳からという明確な規定は無いものの、やはり他の登山者の方に迷惑をかけて
しまう様ではいけないと思っています。実際、料金に幼児の設定を設けていたりもしますし。
キキ家の場合は場所をわきまえることが出来る。夜泣きをしなくなってから。が山小屋デビューの基準でした。
例えば小学生に上がってもふと目が覚めた瞬間にびぇぇぇ~~と泣き出したり、我儘が通らないと
泣き出したりする子もいて様々です。逆に幼稚園児でもこれらをしない子もたくさんいます。
一人連れだったら大丈夫でも兄弟一緒だとはしゃいでしまったりもするでしょうし・・・。
体調不良の場合、これはもうしょうがないですが・・・。(大人だってありますしね)
親が子供の様子を見ながら気をつけてあげるしかないですね。
小屋によっても、あまり子供歓迎ではない所もありますし、大歓迎な小屋もあります。
ここ燕山荘は
子連れ登山推奨の小屋だそうで、
「どんどん連れて来てあげてください」と仰ってくれます。
この様に言ってくださると、親も安心して利用させていただく事ができます。
だからといって甘えてばかりもいけないですね。 山小屋のルールはきちんと守りたいところです。
まぁ、こんな風に書きましたが、ウチの子供達がすご~くイイコなのかというと、
・・・・そういうわけでも決して無く・・・・
◇◆◇◆◇◆◇◆
山小屋泊まりを愉しみに、山登りを楽しむ。
今回はそんな山行だったと思います。
次回は
登頂&下山編で~~す♪
<燕岳記事リンク>
2011年8月 小屋泊一泊二日 小3・小4
子連れて燕
山小屋泊燕岳
マタクルネ燕
2013年6月下旬 小屋泊一泊二日 小5・小6
水の月に燕岳
蝉の羽月に燕岳