~軽アイゼンいろいろ~
軽アイゼンでの検索が多い様なので今回加筆修正を加えました。
2015/8/3
子どもを連れての積雪期涸沢行きで新たに揃えたものも入れて4つ。
どんな感じか比較してみました。
以前から持っていたのは、コレ。
カジタックスの軽アイゼン。
バンド式ですが、どこかにバンドを通してという面倒な儀式は全くいりません。
引っ掛け、引っ掛け。で。おしまい。
非常に楽ですが、それでも、外れたりずれたりする事はありません。
カジタックスは2010年に廃業。こちらのモデルは入手困難となりました。
その後、モンベルが技術を引き継ぎモンベル・カジタックスとして製品販売しています。
家族用として新たに用意したのが、モンベル社の3点。
バンド&チェーン
こちらは、ソール部とバンドの繋ぎがチェーンになっています。
チェーン部が重たい為、
装着時に少し持ち上げたりします。
止め部分も、金具にバンドを2回差込みます。
寒い時は嫌かな。手袋しながらだとちょっと細かい作業は大変そうです。
軽アイゼンだから、そんな状況も無いと想定しているのでしょうか。
チェーン部がジャラジャラするのもちょっと気になります。
バンド部は切れたりした場合、取替え可能です。
ケースも付属で付いています。
下に記載のものと比べると若干重さはありますが下のゴムバンドのものに比べると非常にコンパクトです。
で、こちらが、モンベルのゴムバンド式。
えらい簡単です。ギュイン、ギュイン、キュキュキュキューー
で、おしまい。便利ですねぇ~(@@)長さ調節も簡単です。
ただ、ゴムバンドの劣化が気になります。
どれくらい持つのでしょうか。。。。
交換は出来ないとの事ですので、ゴム部が切れたりしたら買い替えになります。
※追記
2010年購入、その後毎年使用し、5年後の今も壊れることなく使えています。
こちらは、足首前、甲部と2箇所を止めますが、
子供の場合や、小さいサイズの場合、
この様にたすき型に装着することも可能です。
今回タックンはこのやり方で装着して歩きました。
通常はクロスさせないで平行に装着します
気になるズレもなく、しっかり履けてました。
靴のサイズは21cm位から装着可能と思います。
一般的な軽アイゼンは20cm以下の小さいサイズの靴には装着不可能です。
最後に、この、小さいアイゼン。
4本アイゼンと同じ大きさですが爪は6本。
大人にはあまり意味有りません。
靴のソールがしっかりしてないとズレるかも。
ゴムのバンド部が装着の時ちょっと面倒くさい。
モンベル社製品で気になったのは、
山から降りて、ザッっと水で流したのですが、
半日後には錆が出ていました。
同じようにカジタックスも水で流していますが、錆は全く出てません。
※注意※
子どものアイゼン使用は軽アイゼンといえども大変危険です。
私からは全く推奨いたしません。
子どもの雪道歩きは、無雪期に何年間かしっかり山歩きを経験させて、
山を歩き慣れて歩き方もしっかりしてないと難しく危ないと思います。
大人もそうですが、道具で歩くわけではありませんので・・・。
引率者は必ず冬山経験者で講習なども受け知識もある方の同行が望ましいと思います。
ここ数年でチェーンアイゼンが一般化してきました。
着脱も簡単で爪も短く安全性も高いかと思います。
ただ滑り止めの効果としてはやはり6本軽アイゼンが安定性はある気がします。